Paleontological Research 投稿規定

1988年1月27日制定
1991年編集部移動に伴い一部改訂
1996年1月26日部分改訂
1997年4月01日部分改訂
2002年1月25日部分改訂
2006年2月02日部分改訂
2009年1月29日部分改訂
2012年6月28日部分改訂

A.投稿規定

1.原稿の種類

論文原稿は図・表等を含めて5印刷ページ以上の原著論文(Artic1e)および総説(Review)と,4印刷ページ以内の短報(Short note)とする.

2.投稿

投稿は,原則として,電子投稿査読システムを通じて行う.止むを得ず,電子投稿システムを使用できない場合には,図・表を含む完全なコピー3組と所定の投稿カードを編集委員長宛直接送付する.

3.原稿の体裁

原稿の作成にあたっては,下記の「著者への指針」に従い,万全を期すこと.

4.著者の責任

a)著者は編集上の諸事項に関して,編集委員会の指示に従う.

b)著者校正は初校のみとし,印刷上のミスの修正を原則とする.

c)初校の際に原稿は著者に送付されないので,手許に論文の完全コピーを残しておくこと.

d)編集委員会で認められた論文で24印刷ページを超過する場合は,その超過印刷分に要する実費を著者の負担とする.ただし,Supplementについては,印刷経費の一部を著者負担とする.

e)カラーの図については,印刷費は著者負担とする.

f)別刷は無表紙50部まで無償で,それ以上の部数及び表紙等に要する費用は著者の負担とする.ただし,Supplementについては,別刷りは全て有償とする.

g)出版後原稿の返却を希望する場合は,必要額の切手を添付した返信用封筒を原稿とともに送付する.

B.著者への指針

次に掲げる「著者への指針」は,より充実した質の高い論文をPaleontological Researchになるべく数多く速やかに掲載し,かつ編集・出版業務を円滑に進めるための投稿著者に対する勧告である.よって,著者には,これを遵守して原稿を作成することを要請する.また,Paleontological Research各号末の"A guide for preparing manuscript"も遵守すること.

I)文章

1.原稿は可能な限り簡明にまとめ冗長でないものとし,英語を母国語とする古生物学の専門家,または適当と認められる人に校閲を受けることが望まれる.この際内容ならびに英文が十分検討済みであることの証明(校閲者の手紙の写しなどでも可)を付することが望ましい.なお,文章はイギリス英語でも米語でもかまわないが,必ず,どちらかに統一すること.

2.原稿はA4版(210×297 mm)の用紙にTimes New Romanフォントを用いて,ダブルスペースで作成する(1ページ24~25行を目安とし,各行は右揃えにしないこと).

3.論文題目は簡潔にして要を得たものとする.

4.論文原稿は,以下の構成とする.a) カバーシート,b) アブストラクト(短報には不要),c) キーワード,d) 本文,e) 謝辞,f) 引用文献,g) 図表の説明文(キャプション),h) 補遺.

5.カバーページには次を記載する.a) タイトル,b) 全著者の氏名および所属先,c) 査読結果や校正の送り先となる著者の連絡先(住所,電話・ファックス番号,E-mail address),d) ランニングタイトル(右ページ上に書かれる短縮したタイトル,40文字以内),e) 投稿原稿の内容は,すでに出版したものではなく,他の雑誌に投稿中のものでもないことの申し立て.

6.アブストラクトは500語以内とし,論文引用はしない.短報にはアブストラクトをつけない.新たに提唱する分類名や地層名はアブストラクトに含めることが望ましい.

7.キーワードは6語以内とする.

8.論文には目次はつけないが,本文は章,節,項のように見易く区切ることができ,それらの見出しは中央または左に寄せてタイプライトする.

9.脚注は認めない.所属機関や研究グループなどの個人的なContribution numberも付けない.

10.生物名の属以下の名称(学名)や外来語はイタリックとする.なお人名の姓に小キャピタルは使用しない.新たな属・種は,それぞれ,"gen. nov."および"sp. nov."を用いて表すこと(例Newhousia gen. nov., Hydrolithon braganum sp. nov.). "cf."や"aff."を用いる場合,それぞれ,Gaudryceras cf. izumienseおよびPachydiscus aff. flexuosusと標記する.タクサの同定に疑問が残る場合には,その後に疑問符を付すこと(例 Globorotalia? truncatulinoidesNeogloboquadrina pachyderma?).

11. "et al."や"ca."などのラテン語を起源とする用語(ただし,"i.e."および"e.g."は例外とする),統計のテスト方法 ("t-test"など),数式中の変数もイタリックを用いる.

12.長さや重さなどの単位はSI(Système International d'Unités)を用いる.数値とSI単位の間には,スペースを挿入すること.

13.緯度および経度は,それぞれ,X°Y'Z"N/S,X°Y'Z"E/Wと記述すること.

14.地質年代の表記は,国際地質科学連合国際層序委員会によるInternational Stratigraphic Chartの最新版に従うこと.

15.文中(謝辞を含む)の人名に敬称は付けない.

16.化石の記載と関連する文章の体裁は,分類群によって慣例のようなものがあるので,それを踏襲してよい.しかし,膨大なシノニムリストを必要とする場合には,いたずらに無駄なスペースをとらないように配慮されたい.論文中に用いられた化石標本の所在は,命名規約の趣旨に添って明確にしておくこと.

17. 新種の記載は,判別文(diagnosis),位置および産出層準,タイプ標本の所在,新タクサが示されている図の指定を含むこと.

18. 地層を命名する必要がある際には,International Stratigraphic Guideに従う.

19. 本文中で文献を引用する場合,括弧内に著者の姓,カンマ,引用文献の出版年を記す(例 Ager, 1963; Barron and Keller, 1982; Thomas et al., 2012).印刷中の論文(受理が決定している論文)は in press として引用文献に加えることができる.未公表の研究成果を引用する場合は,私信(Personal communication)として,その情報の出典(氏名)と年を明示して,"Konishi (pers. comm., 2012)"と書く.

20. 引用文献は本文中に直接引用したものだけすべてを示す.引用方法や書名,誌名の省略法は本規定の末尾に示した例に従うこと.なお,ロシア語等編集・印刷上手数がかかると思われる欧語に関しては,英訳あるいはアルファベット化したものをなるべく用いられたい.

21. 図および表の説明文(キャプション)は原図とは別の用紙に番号順に記述する.説明文は,以下の例に倣うこと.

1) 個々の図の説明が文章ではない場合,「番号,カンマ,説明(定冠詞ならびに不定冠詞を用いずに書き始める),セミコロン」の順で繰り返し,ピリオドで終える. 例 Figure 2. Photographs of specimen RM30907 (UMUT RM30907) and CM30908 (UMUT CM30908). A, outer surface of right and left valves (RM30907);B, inner surface of right and left valves (RM30907); 中略D, inner surface of right valve (CM30908). Arrows show the sections for the acetate peels.

2) 個々の図の説明に文章が含まれる場合には,番号,カンマ,説明(定冠詞ならびに不定冠詞を用いずに書き始める),ピリオドとする. 例 Figure 3. Schematic illustrations of thecideoid (A) and productide (B, C, D, E) lophophores. A, ontogenetic change in the thecideoid lophophore. Ventral (upper) and anteroventral (lower) views of the internal dorsal area are shown for each morphological type of lophophore. Arrows on the lophophore ridges indicate the postulated direction of the transportation of food particles to the mouth. B, 後略.

II)挿図(Figure)

1.図版形式の写真図版(Plate)も,線描きの挿図(Figure)と同じ取り扱い(Figure)とする.なお挿図の折り込みは受け付けない.

2.写真図版および線描きの挿図とも,本文を理解するのに最小限必要なものに留める.

3.写真図版および線描きの挿図とも,印刷サイズに縮小した時に模様や文字がはっきり識別できるよう十分に注意する.また印刷に際しての縮小は1つの挿図の幅が本文の1段幅(80 mm)か,2段幅(170 mm)になることを考慮し,縮小率を指定する.ただし,編集上希望に添えない場合もある.

4. 電子投稿の際の図表類の解像度は300 dpiもしくはそれ以下とする.受理後,投稿時に使った図より解像度のよい図を印刷用に用いたい場合には,編集委員長宛に図のファイルをCDあるいはDVDで送付する.図の解像度は,300 dpi以上とする.ファイル形式はTIFF,EPS,PSD(Adobe Photoshop)AI(Adobe Illustrator)のいずれかとする.カラーの図の場合,RGB画像ではなく,CMYK画像で提出すること.なお,文字化けを防ぐために,フォントはアウトライン化することが望ましい.

5. 化石等の写真図版や挿図の作成にあたっては,写真の仕上がり,配置等を特に考慮すること.化石等個々の写真を指示する数字や文字等はなるべく右下にはり,字体や大きさを十分考慮すること.

6. 標本等のサイズは図中にスケールとなるものを示すか,説明文に標本の長さ等を数値で記述する(例 length = 5 cm).説明文における倍率表示は,これを認めない.

7. カラー写真は編集委員会が特に必要と認めた場合は掲載されるが,それに要する実費は著者が負担する.

8.挿図の余白には著者,挿図番号,希望縮小率等を明記すること.

III)表(Table)

1.表はややもすると大きなスペースをとりがちであるので,十分考慮して最小限必要なものにとどめる.縦罫線は認めない.また表の折り込みは受け付けない.

引用文献の記述例

雑誌

Barron, J. A., 1983: Latest Oligocene through early Middle Miocene diatom biostratigraphy of the eastern tropical Pacific. Marine Micropaleontology, vol. 7, p. 487-515.

Barron, J. A. and Keller, G., 1982: Widespread Miocene deepsea hiatuses: Coincidence with periods of global cooling. Geology, vol. 10, p. 577-581.

Kuramoto, S., 1996: Geophysical investigation for methane hydrates and the significance of BSR. Journal of the Geological Society of Japan, vol. 11, p. 951-958. (in Japanese with English abstract)

Nakamori, T., 1986: Community structures of Recent and Pleistocene hermatypic corals in the Ryukyu Islands, Japan. Science Reports of the Tohoku University, 2nd Series (Geology), vol. 56, p. 71-133.

Zakharov, Yu. D., 1974: Novaya nakhodka chelyustnogo apparata ammonoidey (A new find of an ammonoid jaw apparatus). Paleontologicheskii Zhurnal 1974, p. 127-129. (in Russian; original title translated)

未印刷の受理論文は,DOI(Digital Object Identifier)を付して引用する.

Hubers, M. and Kerp, H., 2012: Oldest known mosses discovered in Mississippian (late Visean) strata of Germany. Geology, doi: 10.1130/G33122.1.

単行本

Ager, D. V., 1963: Principles of Paleoecology, 371 p. McGraw-Hill Co., New York.

単行本中の章

Barron, J. A., 1989: Lower Miocene to Quaternary diatom biostratigraphy of Leg 57, off northeastern Japan, Deep Sea Drilling Project. In, Scientific Party, Initial Reports of the Deep Sea Drilling Project, vols. 56 and 57, p. 641-685. U. S. Government Printing Office, Washington, D.C.

Burckle, L. H., 1978: Marine diatoms. In, Haq, B. U. and Boersma, A. eds., Introduction to Marine Micropaleontology, p. 245-266. Elsevier, New York.

Yabe, H. and Hanzawa, S., 1930: [A stratigraphic study of Tertiary foraminiferous rocks in Taiwan.] Jubilee Publication in the Commemoration of Professor Tamaki Ogawa's 60th Birthday, p. 83-126. Kobundo-shobo, Kyoto. (in Japanese; original title translated)

電子媒体

Japan Oceanographic Data Center, 2011: J-DOSS, Oceanographic Data and Information Download Service (Temperature, Current, Depth, Biology, Marine Information) [online]. [Cited 24 August 2011]. Available from: http://www.jodc.go.jp/index_j.html.


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